2012年3月17日土曜日

Apple LED Cinema Displayを掃除してみた

 3月8日

だいぶ前から気になっていたLED Cinema Display 24 のガラス内部の汚れ、先日映画を観ている際にあまりにも気になって映画に集中できないので意を決して分解清掃を試みました。

事前情報としてガラスを外し液晶面を掃除しただけでは綺麗にならないらしいので、面倒な作業が予想されます。

分解直前の写真、システム環境設定から壁紙を無地の色に変更して汚れをチェック、不思議と壁紙が真っ白だと目立たないのですが、真っ白より少し暗い色だと青系・緑系・グレー問わず画面左下のクモリと、画面右側の規則的な模様のような汚れが目立ちます。


何はともあれ開腹、ガラスを吸盤で外します。


ガラスを外すと左右3カ所ずつトルクスネジで画面が固定されているので外しておきます。

つぎは液晶本体の取り外し、液晶下側に薄いプラスチックのプルタブを手前に引き出せばフレームから画面が出てきます、このとき画面下側にある正方形のスポンジテープ裏に1ヶ所、画面右に1ヶ所、画面上部に2ヶ所、本体と液晶を接続しているケーブルがあるので外します。このLED Cinema Displayは2009年から使っていますが想像以上にホコリがスゴいです


つぎは先程外したトルクスネジが付いていた液晶本体左右のフレーム固定用のガイドこちらもトルクスネジ3本ずつと、下側の黒い固定用テープを剥がし。


つづいて画面上部の基盤カバーを外します。


ここでやっと殻割できますが、このスポンジテープもフレームに掛かっている部分のみ剥がして下さい。


ここまで外したら液晶の金属製フレームのツメをパチパチ外して行きます。


フレームを外したら遂に液晶本体が取り外せます、裏側に回り込んだ基盤を液晶面の方にめくり液晶を持ち上げるとこんな感じ。



液晶を完全に裏返すとこんな状態、液晶の端に小さな銀色のテープで反射板?と貼付けしてありました。


とりあえず液晶の裏に到達したのでイソプロピルアルコールで洗浄、目視では反射板側は汚れていないように見えますが、こちらも洗浄しておきます。


ここまでの作業で粗方ヨゴレは落ちていると思われますが、反射板の中にヨゴレがあるかもとさらに分解してみましたが...

結論から申し上げますと反射板の中はいじらない方が身の為です、一応分解しちゃいましたので写真を載せておきます。

液晶裏を掃除した後、反射板のプラスチックフレームのネジを外しツメをパチパチ外します。


先程いじらない方が見の為と言った訳は、中には三種類の反射シートが入っていますが、ヨゴレチェックのため1枚ずつ順に外すと、薄いプラスチック素材のため静電気でホコリが寄ってきて掃除の手間が増えてしまいます、エアダスターで吹き飛ばせば問題ありませんが、組み直す際に隙間にホコリが混入していないかチェックが大変でした。


反射シートの下は細かいドットが入ったアクリル板、下の青いスポンジシートの柄と干渉してうっすら模様が見えます。


ここまで分解洗浄して、最後はガラス裏も清掃し元通りに組み直し汚れをチェック


こちらはBefore


そしてAfter


画面左下の曇りは液晶表に付いていたホコリだったようで綺麗になくなりましたが、右側の規則的な模様のヨゴレはうっすら残ってしまいましたが、殆ど気にならないレベルまで改善しました。

今回掃除してみての感想は、注意していても液晶裏と反射板の間にホコリが混入して面倒な事になるのであまりオススメはしません...

こんな事なら毎年新型imac買って画面が汚れる前に売払った方が面倒が無くていいかも。

分解する場合は自己責任で。


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